(>_<) ここは、少し難しい話になります。
GI値(グリセミック指数)とは、??
グリセミック指数
 食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖を100とした場合の相対値で表すとされる。
   
   GI値 = 「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積) ÷ 「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積 × 100

基準試料(この場合はブドウ糖)が異なればGI値は当然変化する。
・欧米では主食である白パン、日本では米飯が基準となる事がある。

 面積によって決まる数値のため、上昇速度やピーク値は低くても、長時間血糖値が上がる食品はGI値が高くなる。 また、砂糖のように急激に高い血糖値へ上昇し、その後速やかに下降するような試料も、面積さえ少なければGI値は低くなる。

つまりGI値は、血糖値の急上昇によるインスリンの過剰分泌と急降下、及びピーク値の影響度合を正確に表現できない値と言える。 当然ながら健常者で測定しているデータは糖尿病患者には参考にならない。(ただし糖尿病患者を対象とした研究もある)

一食分あたりではなく炭水化物50gあたりの試料で比較するため、比較試料の重量にも気を付けるべきである。ウドンとソバでは比較重量が違う。

炭水化物の非常に少ない肉類などは、実質的に測定不可能である。例えば豚モモ肉は100gあたり炭水化物量が0.2gのため、およそ25kg摂取しなければ測定できない。

インターネット上では基準試料を表示せず、不正確な値を掲載しているサイトが多々見受けられるため注意が必要である。

分類 GI値
低GI 55以下 ほとんどの果物及び野菜、豆類、全粒穀物, ナッツ、フルクトース及び低炭水化物製品
中GI 56–69 全粒粉製品、バスマティ、サツマイモ、スクロース
高GI 70以上 ジャガイモ、スイカ, 白パン、白米、コーンフレーク、シリアル、グルコース、マルトース

  精製された砂糖であるグラニュー糖のGI値は60前後である。グラニュー糖の主成分の蔗糖は、グルコースとフルクトースからなる二糖類で、フルクトースは吸収されても血糖値を上げにくいためこうした値になる。フルクトースとグルコースは糖としてよく似ているが、フルクトースが糖新生によりグルコースに変換されるような特別な場合を除きフルクトースがグルコースに変換されるわけではないのでフルクトースのGI値は低くなる。果物は糖分が多いが、その糖分の多くはフルクトースであるので同様の理由により果物のGI値は低くなる。

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